こんにちは。
リハビリテーション科は常勤理学療法士4名・作業療法士1名・リハビリ助手2名で来院される皆様の異なる身体の痛みに向き合い、皆さんが少しでも痛みから解放され笑顔で毎日を過ごせるようスタッフ一同で対応させていただいています。
また各スタッフも休日には余暇活動を楽しんでいるのでその報告もしていこうと思います。
先日当院のリハビリスタッフが、第70回全九州社会人バドミントン選手権大会 佐賀県 30歳以上混合ダブルスにて第3位に入賞しました。前日には男子ダブルスにも出場していたこともあり(こちらはベスト16だったそうです)、翌日の勤務は全身筋肉痛で結構辛そうでした💦
筋肉痛は運動時翌日、さらに翌々日にやってくる「遅発性筋肉痛」と運動中や運動直後に出現する「現発性筋肉痛」というものがあります。現発性筋肉痛は1~2時間ほどでおさまると言われています。肉離れや断裂などの障害による痛みもありますが、これらと筋肉痛は別のものです。筋肉痛の原因となるものはいくつも仮説はあるのですが実際に正確なものは未だ明らかになっていないのが現状です。
昔は筋肉を大きくすることに筋肉痛は必ず必要!なんて言われたこともありましたが今では絶対とも言い切れない様です。ただ筋肉痛が出るくらいの筋力訓練は必要であり運動強度の目安にはなります💪
筋肉痛が発生するためには遠心性収縮運動(力を入れながら筋肉の運動を本来と逆に動かす運動:詳しくはまた後日記載します)が必要という文献もあるため、強い運動を行うことと筋肉痛は関係がありそうです。また新しい資料が見つかったら追記させていただきます。
トレーニングも大切ですが体のケアも大切です。当院では体の柔軟性が大切であると考えリハビリや待ち時間に見られるTVにて簡単なセルフストレッチのやり方をご紹介しています。
ご興味のある方は一度当院にいらっしゃってくださいね!
みなさま こんにちは。
今回は、母指CM関節症についてのおはなしです。
◎母指CM関節症
母指の手前の甲の骨(第1中手骨)と手首の小さい骨(大菱形骨)の間の関節(CM関節)の関節軟骨の摩耗(すりへり)が起き、関節の腫れや炎症、それとともに関節が亜脱臼(ズレてくる)や変形などが起こります。これが「母指CM関節症」です。
当クリニックへお越しになる患者さまで、
・母指に力を必要とする動作の痛み
(物をつまむ時・ビンやペットボトルのふたを開ける時)
・母指が開きにくい
・母指の変形がある
などの症状がみられます。
この様な症状がある場合、多くの方は、
・手指をよく使う(使いすぎ)仕事→職業因子
・加齢に伴って発症する→経年的変化
・この部の脱臼や骨折後に起こる→後遺障害
これらの関係性が考えられます。
当クリニックでの治療には、以下の方法があります。
【保存療法】
・安静→局所をできるだけ使わない様にしましょう。
(必要に応じて固定装具を4週~6週間装着していただきます。)
・薬 →痛み止めの内服薬や塗り薬、湿布を処方いたします。
・注射→関節内へ痛み止めのお薬と炎症を抑えるお薬を使います。
※当クリニックでは注射に関して、ワクチン接種前後1週間は控えていただいております。
【手術療法】
・保存療法で治りが悪い時
・お仕事や日常生活にお時間ができた時などご相談に応じて行います。
※当院では第1中手骨外転骨切り術・CM関節固定術などの手術を行なっております。