先日、2023年度第3回の漢検が実施されました。私はもともと数検準1級、英検準1級をとってましたので、漢検準1級を受検しました。また、1級は現状の私にとってはタイパが悪く感じたこと、予め漢検2級の問題をやってみた結果、それほど勉強せず合格点をとれたこともあって、準1級を目指すことにしました。
準1級は、常用漢字2136字にだいたい900字追加した3000文字程度が出題され、「石鹸」「蠟燭」「常套句」など、見たことはあるけれども、正しく読み書きできるかが怪しいものが入っています。特に「四字熟語」「対義語、類義語」「故事成語」がとにかく難しいです。このあたりはクイズのジャンルとしても重要な位置を占めていますが、勿論知らない言葉も多く、かなり勉強しました。
別件で、中井貴一のものまねで有名なきくりんさんと知り合いになり、いろいろと教えていただきました。また、彼のYouTube動画「漢検準1級」は何度となく拝聴し、大変参考になりました。数日後に模範解答が出ますが、ぶるぶる震えてます。
今日は漢検で出る問題をテーマとします。
【問題】
1) 釣った魚を「串殺」する(読み)
2) 喜びも「一入」だ(表外読みで)
3) カンゼンするところがない妙案(カタカナを漢字で)
4) 「怨念」の類義語 イシュ(漢字で)
5) 四字熟語 〇〇章草(漢字)
6) 対義語 「黄昏」
7) 故事 朝菌はカイサクを知らず(漢字で)
【正解】
1) せんさつ
他にも読みには十干十二支、二十四節気も出題、クイズネタにもなります。また、常用漢字の表外読みが出題範囲となるので、無限ですね。
2) ひとしお
一入とは「染物を染汁に1回入れて浸すこと」という意味です。
3) 間然
「あれこれと非難する欠点がない」という意味で、こんな簡単な字の並びで難しい言葉でよく出されます。
4) 意趣
「意」には「憎む」という意味もあります。
5) 魯魚
文字を書き誤ることのたとえ。
6) 払暁(ふつぎょう)
黄昏はいっぱんには「たそがれ」と読みますが、音読みで「こうこん」と読みます。
7) 晦朔
短命、世間知らずのたとえで、晦日(みそか)と朔日(ついたち)の境もないという意味から、短命という意味になります。
次回もよろしくお願いします。