みなさま　こんにちは。

今回は、手根管症候群についてのおはなしです。

◎手根管症候群

正中神経が手首にある手根管というトンネル内で圧迫された状態を手根管症候群といいます。

当クリニックにお越しになる患者さまで、

・手指のしびれや痛みがある

（初期は人差し指、中指。ひどくなると親指から薬指に出現）　　　　　　　　

　明け方に強く感じ、手を振ったり指の曲げ伸ばしをすると楽になります。

・親指の付け根がやせてきてOKサインができにくい

・裁縫やボタンかけなどの細かい作業が難しい

などの症状がみられます。

原因は多岐にわたりますが、

・原因不明のものが多い

・妊娠・出産期や更年期の女性に多い→女性ホルモン因子

・仕事やスポーツで手の使いすぎの場合→職業的因子

・骨折、脱臼などの怪我

・糖尿病、透析中の方など

に生じる場合もあります。

当クリニックでの治療には、以下の方法があります。

【保存療法】

・安静→局所をできるだけ使わないようにしましょう。

※装具を装着して４〜6週の固定を行う場合もあります。

・薬　→痛み止めのお薬や漢方薬などを処方いたします。

・注射→腱鞘内へ痛み止めのお薬と炎症を抑えるお薬を使います。

※当クリニックでは注射に関して、ワクチン接種前後1週間は控えていただいております。

【手術療法】

・保存療法で治りが悪い場合　

・運動麻痺が起こる場合、手のひらの筋肉が萎縮している場合

　お仕事や日常生活にお時間ができた時などご相談に応じて行います。

※当院では通常通り手術の創部を開けて手根管開放する方法のほか、内視鏡を用いた手根管開放術などの手術を行っております。

この様な症状がある方はお気軽に当クリニックへご相談ください(^^)