ばね指

~手指のおはなし~

みなさま こんにちは。 

今回はばね指(屈筋腱腱鞘炎)についてのおはなしです。

 

 

◎ ばね指

指は腱によって曲げ伸ばしをすることができます。

この腱のことを屈筋腱といい、腱の浮き上がりを押さえるトンネルが靭帯性腱鞘といいます。

腱とトンネルの間で通過障害が起こると指の付け根に痛みや腫れが起こります。これを腱鞘炎といい、進行するとカックンとバネ現象が起こります。

これがばね指です。

 

 

 当クリニックへお越しになる患者さまで、

・手指のこわばり・腫れ

・手指を動かした際の痛み

・ひっかかりがおきる

・曲げ伸ばしが痛みで難しい       

などの症状がみられます。

 

この様な症状がある場合、多くの方は

・手指をよく使う仕事→職業因子

・年齢的に50~60代が多い傾向がある→経年的変化

・男性より女性に多い傾向がある→女性ホルモン因子

これらの関係性が考えられます。

 

当クリニックでの治療には、以下の方法があります。

 

【保存療法】

・安静→局所をできるだけ使わない様にしましょう。

・薬 →痛み止めの塗り薬を患部へ塗り込む様にマッサージしましょう。

(※飲み薬もご希望に応じて処方いたします。)

(以前ご紹介いたしましたエクエルプチや漢方薬・痛み止めなど)

・注射→腱鞘内へ痛み止めのお薬と炎症を抑えるお薬を使います。

※当クリニックでは、注射に関して、ワクチン接種前後1週間は控えていただいております。

 

手術療法】

・保存療法で治りが悪い時

・指が曲がったまま伸びない時

・お仕事や日常生活にお時間ができた時などご相談に応じて行います。

※当院では腱鞘切開術などの手術を行なっております。

 

 

この様な症状がある方はお気軽に当クリニックへご相談ください(^^)。

2024年01月15日