みなさま こんにちは。
今回は、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)についてのおはなしです。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、手関節を伸ばす筋肉の起始部が肘の外側で障害されることによって起こる症状で、
・テニス愛好家
・手を使う仕事や力仕事をしている方
・ダンベルや腕立て伏せなど、肘に負荷がかかる筋トレを頻繁に行う方
によく見られます。また、
・加齢による腱の劣化
によって起こる場合もあります。
ご来院時の問診で、
・物を持ち上げる際の痛み
・タオルや雑巾を絞る時の痛み
・多くの方は安静時には痛みがない
などの症状を訴える場合、テニス肘の疑いがあります。
当クリニックでは、診察(疼痛誘発テスト)で肘外側から前腕にかけての痛みが誘発されると、テニス肘と診断されます。
テニス肘の治療には、以下の方法を行っています。
【保存療法】
・安静 → 局所をできるだけ使わない様にしましょう。
(必要に応じて固定装具を装着していただきます。)
・薬 → 痛み止めの内服薬や塗り薬、湿布を処方いたします。
・注射 → 腱鞘内へ痛み止めのお薬と炎症を抑えるお薬を使います。
※当クリニックでは注射に関して、ワクチン接種前後1週間は控えていただいております。
・ストレッチ → 痛みが落ち着いたら、手首や指のストレッチをこまめに行いましょう。
・体外衝撃波治療 → 薬や注射等の効果が今ひとつ得られない場合に検討されることがあります。
手術に比べると身体的負担が少なく傷の痛みがないので重篤な副作用が少ないようです。
・手術 → 体外衝撃波治療でも効果がなかった、あるいは他の治療では無効であり手術をご希望される方に対して、治療に当たっております。疼痛の緩和が得られやすいですが、身体的負担はございます。
※体外衝撃波治療は自費診療となるため、必ず院長の診察や理学療法士の評価を行った後に導入される治療となります。
この様な症状がある方はお気軽にご相談ください(^^)